徳島県内の“今”を感じるニュー&リニューアルオープンの新店や出来事&人系の街ネタトピックスを紹介する『みっけ』。取材したてホヤホヤの最新情報をお届けします。毎月25日発行のあわわfreeとあわせてチェック!
石井町の国道192号線沿いに一際目立つ、大きな釜がある。そこには『麺屋 釜田』という文字。こちらはご両親が経営していたうどん店が閉店するのを機に若き店主がラーメン店として後を引き継いだ。

店主の鎌田さんは、各地のラーメンを食べ歩き、理想とするラーメンを趣味で作っていたのだそう。すべて独学で作り上げたラーメンは、甘みやコクを生み出すために、鶏ガラ・豚骨のほかに果物や数10種類の香味野菜を使ったスープ、徳島県産のたまり醤油と薄口醤油をブレンドしたスープだれから生み出させる。


一見するとかなり黒くて、とっても醤油辛いのかと思いきや、後味すっきりで深みのある味わい。実にウマイ! 昭和に味わうことができた徳島ラーメンの源流とも言える味が再現されている。
さらに注目したいのがチャーシュー。カットする際には柳刃包丁を使うほど原型をとどめているのが不思議なぐらい柔らかなチャーシューは、口の中でホロホロっと溶け出していく。こちらは肉増し増しまでOK。また低温調理した歯ごたえのあるレアチャーシューも用意されている。

写真は[ラーメン大](730円)に肉増し(+200円)、煮卵(+100円)をトッピングしたもの。


店内は座敷席、子ども用椅子もあるので家族連れでも、ぜひ味わってみて。