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どーもー、がんもです。
教育テレビをよく視聴している私。
ある時、園芸番組で特集していたのは「柑橘類の育て方。」
「より良い果実がなるには、ほどほどに摘果する必要があるんですよ~」

て…摘果?
知っていましたか?柑橘類は通常、育てる過程でおいしい果実をつけさせるため、果実の数を減らす「摘果(てきか)」が行われるのです。

もったいなっ
それを初めて聞いた私の率直な感想。我が徳島県が誇るすだちも、おいしい果実を育てるため摘果が行われているそう。そして摘果されたすだちは、だいたいは捨てられてしまう運命に。
よりおいしいすだちのためだ。仕方ないのかな~。
と、ここで本題。
鳴門市の呉服店が神山産のすだちを使った‟すだちのだしパック”を開発し、商品化されるとのこと。なんでも、コロナ禍で需要が低迷しているすだちの消費拡大のため、さらには摘果されたすだちを利用しているということで、さっそくお話を聞いてきたよ!
呉服店がだしパックを商品化![すだち出汁]
やってきたのは鳴門市撫養町。創業215年の老舗『いまぎ呉服店』。


こんにちは!

スマ―――トな和服姿で登場していただいたのが、『いまぎ呉服店』取締役の今津博光さん。

さっそく、こちらで開発した商品を紹介していただけますか?
こちらが、我が社で開発したすだちのだしパック[すだち出汁]になります。


[すだち出汁]1袋8グラム・11個入(850円)
すだち入りのだしパックは県内でも初の試みなんだとか!アゴやノドグロなどの粉末をベースに、乾燥、焙煎し粉末化したすだちを混ぜたそう。その際使われたのが、摘果されたすだち。本来、処分されるはずだった果実の有効利用に努めました。

本来なら捨てるはず果実を利用…今のサスティナブルな時代に合っている気がします。
どんな料理にも使いやすいように、とっただしからは優しくふんわりとすだちが香ります。保存料、着色料は不使用で、とてもおいしい出汁に仕上がりました。だしを使う料理に、幅広く使っていただけます。

だしパックを商品化するにあたり、すだちを使った商品ブランド「橘果~KIKKA~」を立ち上げ、今後も展開を拡大していく予定なんだそう。

「橘果~KIKKA~」のブランド名には、すだちを知ってもらうKIKKAKけ(きっかけ)、笑顔になれるKIKKAKけ(きっかけ)、大切な人に日頃の気持ちを伝えるKIKKAKけ(きっかけ)などいろいろなことのきっかけになれば…という思いが込められているそう。
販売は『いまぎ呉服店』店舗や、ネット販売で開始。今後は県内各地の土産物店などでの販売を目指しています。
コロナ禍で外食を控えている人が多いなか、「おうちご飯」が注目を集めています。よりおいしい料理を、より手軽に作ってほしいという思いでこのだしパックを作りました。コロナが収束して、県外から観光で訪れる人には、お土産として手に取っていただきたいですね。


おうち時間での料理が一層楽しめそうです!
ところで。
なんで呉服店さんが、だしパックを作ったの??