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徳島の空の玄関口『徳島阿波おどり空港』に隣接する交流施設『SO RA PA』内に、ウイスキーをメインに取り揃えたバーカウンターが3月にお目見え。なぜ空港関連施設にお酒を楽しむショップ・イン・ショップが?

「『SO RA PA』のレンタサイクルを利用されたお客さんから”徳島を発つ前にちょっとお酒を飲んで過ごせたら”という要望がありまして、たまたまなんですが僕がウイスキー好きなのと前職が酒販店勤務だったのでウイスキーをメインにバーカウンターを開設することになりました」と、ボトルのセレクトやサービスを担当する三浦さん。約40本ほどのボトルが並んでいるのだが、お店の一画を活用したバーと侮るなかれ! そのラインアップはウイスキー通が思わず飲んでみたいと思う銘柄が目白押しなのだ。いろいろある中からオススメを伺ってみた。
三浦さんのイチオシは[厚岸]。

北海道の厚岸町に2016年に誕生した蒸溜所で作られるこちらは、ウイスキー作りへのこだわりがとにかく凄い。スコッチウイスキーの本場からわざわざ蒸留器メーカーの職人を呼び、水、大麦、樽などの選出、熟成庫の管理方法など伝統的な製法にこだわって、スコッチウイスキーの中でも個性的なスコットランド・アイラ地方のテイストを北海道で実現しようと取り組んでいる。ウイスキー好きな人ならお分かりだろうが、まだ熟成の若いウイスキーなのだが、著名なウイスキー評論家による評価でいずれも高得点を叩き出している。
次はスコッチウイスキーの入門編として最適な[THE GLENLIVET](ザ・グレンリベット)から2本。

左が[THE GLENLIVE(ザ・グレンリベット)12年イリシット・スティル]、右が[THE GLENLIVE(ザ・グレンリベット)12年ライセンスド・ドラム]。この2本はスコットランドの『グレンリベット蒸溜所』に残る最古のボトルにそれぞれインスパイアされて作られたシングルモルトウイスキー。ボトルのフォルムも当時の丸みを帯びたものを採用しているそうだ。
続いては創業者がドラマにもなったニッカウヰスキーを代表する[余市]。

[余市]は[余市]でもただの[余市]ではございません。北海道の『余市蒸溜所』でお土産として買うことができる限定シングルモルトウイスキー。左からピーティー&ソルティ、シェリー&スイート、ウッディ&バニラ、2000’sの4本。それぞれ香りや味わいが違うので、ぜひ飲み比べてみよう。
最後は超希少なボトルで[The MACALLAN33年 1986-2020 クラウニングカスク]。

シングルモルトのロールスロイスとも称される[MACALLAN](マッカラン)の中でも特別の中の特別な1本。1980年代のものは今や入手困難で33年もの長期熟成は香りや味わいが段違いで、ウイスキーファンなら一度は飲んでみたいと思う1本。1つの樽からボトル詰めされるので世界に約150本しか存在しないというのも希少な理由。

阿波おどり空港を利用される人だけでなく、徳島県在住の人もわざわざ路線バスを利用して飲みに足を運んでくれるとか。カウンターには現在約40本前後が並んでいるが、まだ出していないボトルもあるそうなので今後どんなウイスキーが登場するかも楽しみなところ。ウイスキー好きな人はSNSなどで入荷情報をチェックしておこう!

