もう、あの日は道端で泣いてしまった訳ですよ。
あれは、私が育児休業から職場へ復帰させていただいた、娘が生後10ヶ月頃の話。まだ離乳食の時期だったので、大人用と子ども用の食事を別に準備しなければいけないという、晩ご飯づくりが非常に手間だった頃…。
夕方に保育園へお迎えに行くのが18時。お腹が空いたとグズる娘を抱っこしながら、ゆっくり台所に立つ時間がある訳でもなく。子どもにはレトルトの離乳食を与えるような毎日が続いていました。
そんな話をチラッと保育園の先生にしたところ、翌日、手書きされた「すぐ作れる離乳食レシピ」を渡してくださいました。料理本やネットで見るどんなレシピよりも分かりやすく、母娘のストレスを心配してくださる先生のお気持ちが本当~~に伝わってきたのです。
あーもう! 今思い出しても、先生の優しさと、自分のへタレ具合に泣けそうです。
食材に何も制限がなかったうちの娘のご飯でさえ、
鉄の女と言われる(?)私が泣くぐらい手間なもんですから、
「小麦がNG」「卵がNG」といった
アレルギー持ちのお子さんのご飯づくりは、
本当に骨が折れるものだと思います。
手作りするにも、時間も費用もかかると聞きます。
気安く、外食もできないですしね。
そんなママ・パパ・キッズの救世主!
アレルギー対応のお子様ランチが食べられる
『ぱんぷきっちん』がオープン!!
場所は、創業から21年を迎えた自然食品の店『ぱんぷきん』の店舗奥。
以前より、アトピーやアレルギーを持つ子どもに向けた食材や冷凍食品の販売を行っていた同店ですが、
「アレルギーを持つ子どもたちが気軽に外食できる場所をつくってあげたい」と、一念発起。
調理師でもある店主と、管理栄養士として病院で栄養指導に携わっていた息子さんとがタッグを組み、
食物アレルギー特定原材料等27品目を使わない子ども用[ぴこぴこランチ](756円・要予約・週替わり)をスタート。
ちなみに、撮影時は、トウモロコシとカボチャで作った“オムレツ風”、米粉で作った“キャベツクリームコロッケ風”、“A-カットごはん”など。
調理スペースや調理器具は専用のものを使うといった徹底ぶりで安心です。
また、マクロビメニューが楽しめる日替わりの[ぱんぷきんランチ](864円・大人用)もいただけます。
この日のメインは、肉を使わない“大豆ミートのカツ”。手作り味噌をつかったみそ汁や、柔らかな玄米ご飯も嬉しい~!
ともに店舗奥のイートインスペースで食事ができるほか、お弁当としてテイクアウトもOK。
正直、
ここまで手間のかかったランチを、
普通の飲食店と変わらない値段でいただけることに、筆者はビックリししております。
しかし、
「この前は、アトピーを持つ3歳のお子さんが初めてうちで外食デビューをしてくれたんですよ、感動しちゃうでしょ~」
と話す店主・新居さんの笑顔を見ていると、
本当に本当に、子どもたちの幸せを考えて取り組んでいらっしゃるのだなと、私にもこみ上げてくるものがありました。
子どものアレルギーでお悩みのママさん・パパさん、
こういったプロの力を、もっと頼ってくださいね♪
これからの行楽シーズン、
こちらのお弁当を持ってのピクニックなんてどうでしょうか(^ ^)
また、防災の一環として、
アレルギー対応の食材が購入できたり、
専門的な相談ができるお店を普段から知っておくのも大事なことだと思います!キリッ
以上、珍しく真面目な内容でお送りしました。
あ、娘は無事にスクスク&まるまると育ち、5歳になろうとしております。
もう大人と同じ食事で大丈夫デース!
さいちゃん