徳島県内の“今”を感じるニュー&リニューアルオープンの新店や 出来事&人系の街ネタトピックスを紹介する『みっけ』。 取材したてホヤホヤの最新情報をお届けします。 毎月25日発行のあわわfreeとあわせてチェック! |
「ゼロ・ウェイスト」を学び、体験し、交流する拠点として誕生した複合施設『WHY』。
「なぜ買うの?作るの?売るの?捨てるの?」という
問いかけへの答えを見つける場所となるようにとの思いが込められ、
消費者と生産者、双方がゴミについて考えるきっかけを与えてくれる。
宿泊体験施設「HOTEL WHY」。
使い捨てのアメニティは置かず、石けんはチェックイン時に使う分だけカット。
宿泊者用の分別かご。
宿泊中のごみはチェックアウト前に自ら「ゴミステーション」に持ち込んで、45分別する。
部屋は4室あり、全室メゾネット。
上勝町内で伐採した杉の木を使い、枝部分も自然のまま。
まるで最初からここにあったかのよう。
地産地消の素材を使うのも、輸送距離を減らして
ごみの発生抑制に取り組むことにつながっているのだそう。
新聞に活版印刷で「WHY」の文字をあしらったドア。
ホテルの朝食は『RISE&WIN』からお届け。
PHOTO by Transit General Office Inc. SATOSHI MATSUO
PHOTO by Transit General Office Inc. SATOSHI MATSUO
「交流ホール」は「ゴミステーション」を利用する町民の休憩スペースとして、
またワークショップやイベントスペースとして活用できる。
不要なものを必要な人のところへ届ける「くるくるショップ」。
サテライトオフィス「コラボレーティブラボラトリー」はゼロ・ウェイストの活動に取り組む企業や大学などに貸し出される。
町民の協力のもと集められた引き出し。
使えます。
施設全体がゼロ・ウェイストの考えのもと作られていて、
建具に使われている個性的な窓やドア、
交流ホールの家具、ホテルの部屋のベッドなど
本来捨てられていた不要品が施設のあらゆる場所で
新しい価値を与えられ、活用されているのも興味深い。
自然と一体になれる芝生広場もあり。
施設を運営する『BIG EYE COMPANY』の大塚さん(右)。
「ごみを見つめ直すことは、自分の生活を見つめ直すこと。ゼロ・ウェイストの取り組みを一度体験するとゴミの見方が変わります」。
あらゆるものが資源になる可能性を秘めていることを実感できる場所で
自分自身の暮らしについて、もう1度考えてみたい。
宿泊予約はホームページから。