「この日をどれだけ待ったことか…。」
ついにJリーグが帰ってきた。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためほとんどのスポーツの大会やリーグが延期を余儀なくされていましたが
NPB(日本野球機構)とJリーグが先陣を切るカタチで、無観客試合(リモートマッチ)を実施することが発表されました。
我らが『徳島ヴォルティス』の試合を約4カ月ぶりに拝むことができるわけで
あわわヴォルティス担当兼個人的サポーターでもある僕は、この数週間おかしなテンションで多くの方に心配された次第です(笑)
本題の試合のこと! 第2節愛媛FC戦
Jリーグ再開に伴い日程が見直され、
しばらくの間は近県のチームと試合をすることになり
『徳島ヴォルティス』は、いきなりライバルの『愛媛FC』と対戦することに!
第2節にして四国ダービー勃発 (胸アツ)
前節(というものの試合じたいは4カ月も前)3‐0というスコアで白星発進
しかも相手が同地区のライバルチームということで勝利への期待が高まります。
フォーメーションはヴォルティスお得意の3‐4‐2‐1
選手間の距離感をつめ、細かいパスまわしでボールを保持してゲームも支配する
ポゼッションスタイルです。
メンバーでいうとディフェンス面が新鮮
開幕戦でゴール前を固めた福岡・ドゥシャン両選手がコンディション不良でメンバー外
代わりにベテランの石井選手と大卒1年目の安部選手が先発しました。
開幕戦ハットトリックを決めた西谷選手は、1.5列目のポジションに。
そしてゲームはいきなり動きましたー。
前半10分、梶川選手の蹴った左からのコーナーキックを一度は相手キーパーがプッシュ
しかし、そこに詰めていたキャプテン岩尾選手がゴール右隅にねじ込み幸先よくヴォルティスが先制!
さらにそのわずか6分後、またしてもセットプレーから
今度は金沢からの新加入の長身FW垣田選手が高さを活かしたヘディングシュートを決め、あっという間にスコアは2‐0
昨年までヴォルティスはあまりセットプレーを得意としていませんでしたが、これは新しい武器になりそうな予感。
そして前半終了間際にオウンゴールで加点し、3‐0で折り返すことになりました。
後半まさかの展開⁉ 勝敗を分けたのは特別ルールの交代枠5
楽勝ムードで前半を終えたヴォルティスに対して愛媛はハーフタイムあけにいきなり動きます。
DF山崎選手(OUT)→DF西岡選手(IN)
MF田中選手(OUT)→DF川村選手(IN)
MF山瀬選手(OUT)→FM丹羽選手(IN)
なんと3枚のカードを同時切ってきました。
通常Jリーグでは交代枠は3人なので、
セオリーからするとまずありえないことなのですが
今年はリーグ延期によって生じた過密日程を考慮して
交代枠が5人に拡大されています。
「勝つためには攻めるしかない」
追い込まれた愛媛がよりフレッシュで攻撃的な布陣へスイッチしてきたのです。
すると早速その効果か
前半ボールを支配していたヴォルティスがいつの間にか自陣に張り付く場面が目立つようになり
ついに後半7分セットプレーから失点
勢いに乗りたい愛媛は、さらに4人目の交代でFW有田選手を投入しこれも的中します。左からのコーナーに合わせ2‐3。さらに5分後には後半から入った西岡選手が決めあっと言う間に同点
どうにか流れを取り戻したいヴォルティスは、サイドで時間を作れるMF榎本選手やFM佐藤選手、FW河田選手といった攻撃的なカードを連発。
しかし、一度失った流れは取り戻せないのか!?
土壇場で西岡選手がこの日2点目を奪取。
3‐4
なんとも悔しい結果となってしまいました。
やはり命運をわけたのは
選手交代
使える選手の数が増えるということは戦術の幅が広がることを意味しています。
現に愛媛は、前半と後半でまるで別のチームのように見えました。
「どのタイミングで、どんなカードを切るか」
今年のJリーグは例年以上に監督の手腕が試されそうな予感がしてなりません。
次節は7月4日(土)19:00 『京都サンガF.C.』戦! 元助っ人2人に要注意⁉
四国ダービー史上稀にみる大逆転劇
「ニンジニアの悲劇」を喰らってしまったわけですが、いつまでも下を向いている時間はありません!
今週の土曜日には
第3節がホーム『鳴門大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム』で行われます。
(こちらもリモートマッチなので、応援はTVの前で)
対戦相手は『京都サンガF.C.』となります。
昨年の最終順位こそ8位とヴォルティスよりも下ですが、オフに大型補強を敢行!
浦和から森脇選手、横浜から李忠成選手といった元代表選手の補強に加え
昨年J2甲府でMVP級の活躍をした曽根田選手など、心強いメンバーが加わりました。
特に注意したいのは圧倒的な個の力を持つウタカ選手と、高いビルドアップ力を持つバイス選手。
そう、元ヴォルティスの助っ人選手たちです。
先週行われた磐田戦でも大活躍していただけに、もちろん両選手がスタメンに名をつらねてくることでしょう。
ポゼッションスタイルのヴォルティスとすれば、まさにこの2人によるロングボールからの高速カウンターをケアする必要があります。
なんとか対人が強いドゥシャン選手が間に合ってくれればいいのですが…。
また、愛媛戦でうまく機能しなかった選手交代について、
良くも悪くも状況が傾きかけていれば、大胆なギアチェンジを行えることが実証されました。
この結果を踏まえ、なんとかTVの前のサポーターに勝利を届けてほしいものです!
ちなみにリアルタイムで観戦しようと思うと『DAZN』の有料会員になる必要がありますが、Jリーグ公式YouTubeチャンネルでは試合の模様をダイジェストで視聴することができます。
また、再開後初のホームゲームを記念して
リモートマッチ抽選会と得点者予想を実施!
Jリーグ公式アプリ「Club J.LEAGUE」からエントリーすることが可能
7月4日(土)13:00~19:00