どうも、のんのです。
2020年7月現在、好きな食べ物はらっきょうとみょうが、グミです!
※先にお伝えしますが、虫が苦手って人は回れ右してくださいねw
県内に残るミステリーを探るワシのコーナーですが、今回はどーしても紹介したいイベントがあるのでごわっす!
子どもたちに人気のある「甲虫(こうちゅう)」を集めたイベント、が徳島市にある『徳島県立博物館』で開かれています。
そのイベントの名は「甲虫すごいぜ!」
はいわかってますー、人気俳優がカマキリかぶって昆虫のすごさを語る、ちびっこたちにも大人気の番組と95%同じタイトルですー、わかってますー。
あえて、、いや、むしろこのタイトルしかないやん!というくらい甲虫ってすごいんです!
なにがすごいぜ!なのか、徳島県立博物館の学芸員・山田量崇さんにお聞きしました。
山田さんの好きな甲虫は、タマムシとクチヒゲゾウムシです。
ナチュラルに山田さんとともに写真におさまっていますが、入り口で出迎えてくれるのが実物の50倍サイズ(体積)にした体長160センチのコーカサスオオカブト!
でかー!アタイよりでかー!
今年、開館30周年をむかえる徳島県立博物館。30年の中で蓄積した昆虫の資料は約22万点あって、その半分を占めるのが甲虫だったそうです。
ちな、甲虫とはカブトムシ、クワガタムシ、カミキリムシ、ゲンゴロウ、オサムシ、ホタル、テントウムシ、ゾウムシなど、非常に多様な昆虫が所属しております。一大派閥!ジャニーズみたいなもんですね(違う)
博物館の歩みとともに集められた甲虫の中からよりすぐった2万2000点の標本を展示しているのがこのイベント。
甲虫はちびっこに人気の昆虫。
アタイも好き!カブトムシもテントウムシもダンゴムシも好きー!
短い夏休み。なかなかおでかけもできない子どもたちに楽しい思い出を作ってほしいと企画されたそうです。
ママパパにうれしいですね。
また、博物館の裏には大きな森があって、展示を見たあとで外で実際に虫取りをしたりなど「フィールドワークへのいざない」の意味も込めているんですって。要は「虫とりいこうぜ!」ってことです。
パパやおじいちゃんなど大人や年配のファンもいる甲虫。
家族みんなで楽しめますし、大学生の研究の参考にもなりそう!
そして、9月から県立博物館は1年間休館するので(リニューアルのため)、その前の記念展示ということもあるそうです。
甲虫はとにかく種類が多い!
地球上には160万種の生き物がいますが、その中でも1/4の38万種を占めるのが甲虫だそうです。マジョリティ!
ポピュラーなカブトムシやテントウムシなど徳島をはじめ日本全国はもちろん、中南米など世界各地で生息しています。
日本で見つける甲虫は全体のほんと一部。まだ見ぬ甲虫がこの地球上にはたーーーーーーっくさんいるのです!
サイズ、形、色など見た目が実に多様なのも甲虫のポイント。
例えば世界最大の甲虫が中南米のアマゾンに生息している「タイタンオオウスバカミキリ」。
でけえ。
そのサイズは全長15センチ。大人の手の平におさまらないほどの大きさです。
これ、普通に生活していて出会ったら腰ぬかしそう。
逆に世界最小の甲虫「ムクゲキノコムシ」は、すべての種が体長2ミリ以下!
ちっさ!
展示でもルーペで見えるようにしていますが「どれが虫?」と思うほど見えない!
世界最小のものだと0.25ミリしかありません。
それくらいの小ささです。
また色も黒、茶色だけでなく宝石かと思うほどのカラフルな甲虫がいます。
徳島初の展示となる南米の熱帯雨林にみられるコガネムシの一種「プラチナコガネ」は、まさにプラチナのような輝き!
キラキラやー!
お値段もプラチナ級で、金(きん)より高値がつくこともあるそうです。近くでみるとメタリックで、これが生物として動いているのかと思うと本当に不思議!
この輝きは、熱帯雨林の葉っぱの上でいると太陽の光を反射して周りにとけこみ、敵から身を守るためだと言われています。
緑色もすげえ!
ほかにも、角に毛がはえたもふもふの甲虫、前足が発達した甲虫など、ユニークな甲虫がそろっています。
実は甲虫の中には人間によく似た行動をとるものがあります。
人間でも、気に入ってもらうために花やアクセサリーを贈りますよね?
オスがメスに受け入れてもらうために、餌をプレゼントとして贈るという甲虫もいます。
ほかにも、子どもに餌を与えるだけでなく鳴き声でコミュニケーションをとったりする「クロツヤムシ」という甲虫もいます。普通は成虫になるとすぐに親元を離れますが、このクロツヤムシは大人になっても親元を離れずに同居します。いわゆるニート的な行動です。
このような10のすごいぜ!にポイントをしぼって甲虫の魅力を伝える展示にしています。
生きている甲虫も展示されていて、長い角が特徴の世界最大のカブトムシ「ヘラクレスオオカブト」やかつては日本でも見られていましたが今では絶滅のおそれがある「ゲンゴロウ」が水槽の中で泳ぐ姿も見ることができます。
生きている甲虫は随時入れ替わりもあって、7月後半からパプアキンイロクワガタやオウゴンオニクワガタも登場します。
館内は撮影OK(フラッシュは禁止)。SNSにもばんばんアップしてくださいとのこと。
また15の豆知識を散りばめているので、それもチェックしてみてください。
小学生男子なら絶対好きなシモネタ満載w
山田さんに「指差してください!」と無茶ぶりしちゃったぜ。。
でかい甲虫が4体展示されています。
写真も超かっこいいぜ!
山田さんは「お子さんはもちろん、家族みなさんで甲虫をはじめ、昆虫に興味をもってもらいたいです。また、博物館の誇るコレクションもぜひ見て頂きたい」と話していました。
いつもより夏休みも短く、あちこちにでかけづらいですが、この展示なら徳島にいながら世界の甲虫を見て楽しめるぞ!
週末は混み合うこともあり、時間帯によっては整理券を配布することもあるのでご注意を!
ではまた!