インタビューあわわ
2020/08/11 14:42
あわわ編集部

「徳島の今を語る」~わたしの好きな徳島まとめ⑧~


『O-ba’sh cafe.』といえば、自家製のパンや季節の野菜がところ狭しとのったプレートを思い浮かべる人が多いかもしれない。そして、色鮮やかな料理をそっと支える食器に惹かれる人もいるのではないだろうか。使用している食器はほとんどが大谷焼で有名な鳴門市大麻町に工房を構える『SUEKI』で作られたもの。『SUEKI』は“ 食事がさらにおいしく、よろこびあふれるひとときになりますように”という願いを込め、生活に溶け込むような焼き物を展開。マットで温かみのある色合いが印象的な食器の数々は、やわらかな曲線がかわいらしい。「シンプルなデザインで、野菜を鮮やかに見せてくれるやさしいアースカラーなので、一生懸命作った料理をとても引き立ててくれます。料理とほどよい距離感がとても気に入っているんです」と美和子さん。磁器土を用い軽くて丈夫に仕上げており、端正なルックスだけなく、毎日使えるタフさも素晴らしい。「結婚式の引き出物にしたほど、思い入れのあるものなんです」。杉さん夫妻の家には食器だけでなく植木鉢もあるそうで、観葉植物を入れて長年使っているそうだ。

《データ》
SUEKI (すえき)
tel.088-689-0006
鳴門市大麻町大谷字久原71(矢野陶苑)
販売はオンラインショップ、または『CONER STORE』
(徳島市沖浜東3-43)


吉野川の激流により、およそ2億年の時をかけて創られた渓谷『大歩危峡』。国指定の天然記念物に指定され、2015年には国指定の名勝にもなった。雄大かつ繊細な岩場は、季節や天候によってさまざまな彩りを見せてくれる。それは淡青だったり、淡緑だったり…。遠くから眺めれば、深淵と引き立てあって大理石にも似た輝きを放つ。あまりの迫力に一見、圧倒されるが岩肌は何ともなめらか。『三名中学校』(※現在は統合している)の校長を務めていた井下佐人さんの著書『新・秘境大歩危』には、こう表現された。“何れも乙女の肌のような曲線美”。その言葉は、三好市池田町で生まれ育ち、『大歩危峡』をよく見てきた山口さんだからこそ共感でき、心の奥に響き渡ったそう。「特に船から眺める岩肌は、険しさの中にやさしさと美しさが感じられます」。


『エシュロンティーハウス』の紅茶は、苦味・渋みの少ない日本人好みの味わいだ。「もともとフレーバーティーが苦手だった」と永山さん。しかし、「紅茶愛がすごい」という店長・川原さんが提供するフレーバーティーを飲んだとき、「本物の紅茶ってこんなにおいしいんだ!」と驚きと感動が生まれ、紅茶への印象も180 度変わった。今や娘さんと一緒によく訪れるようになり、親子で紅茶にハマっているという。なかでも永山さんのおすすめは、スリランカの最高級紅茶ブランド『ムレスナ』を使った[ティーソーダ]。紅茶とスカッとしたソーダがマッチし、ムシムシした暑い日にぴったりだ。また、[ティーフリー]を注文すれば、いろいろな種類の紅茶が味わえるシステムとなっており、ストレートやミルクティーなどさまざまな楽しみ方を提案してくれる。

《データ》
ECHELON TEA HOUSE
(エシュロンティーハウス)
tel.088-652-7078
徳島市吉野本町3-34-3
●営╱11:00~17:00(16:00LO)
●休╱無休
●席╱テーブル12席、カウンター7席
●P╱5台


20年以上続くイベントのファンは多く、毎週訪れる人も少なくはない。新鮮な野菜の販売があれば、串焼きやキャベツ焼きなどその場で食べられるものもあり。古道具や植木鉢なども並び、多いと200ブースが並ぶことも。いい意味でのなんでもあり感がしみじみおもしろい。吉田絵美さんが惹かれるのもそのごった煮のような雰囲気で、「たまに驚くようなものも売っているから、毎週行っても飽きませんね」とのこと。会場の中央にある池に鯉が泳いでいるのだが、インフォメーションに行くと鯉のエサがもらえるそうだ。吉田さんが息子さん・娘さんを伴って訪れた時には、鯉のエサやりを2人も楽しんでいるそう。また、その場でさばいてくれる魚屋さんも吉田さんのお気に入り。飲食できるブースではほろ酔いのおじさんが楽しんでいる姿が見られたりと、歩くだけで元気になれる場所だ。

《データ》
徳島びっくり日曜市
●場╱徳島市問屋町60(徳島繊維団地内)
●開╱日曜の早朝~14:00ごろ
●P╱1,000台
●問╱088-653-1161(びっくり日曜市事務局)


平成5 年に開かれた東四国国体で、県のマスコットとして誕生したすだちくん。曽谷さんは当時高校生で、通っていた高校の最寄り駅にすだちくんの大きな銅像があったという。「みんなカメラで写真を撮ったりして。すでに人気がありました」と話す。大学進学で県外に出て、再び徳島に帰って来た時にはさまざまなすだちくんグッズが登場していて驚いたという。そして現在、大型イベントトラック「新鮮なっ! とくしま号」で徳島農産物のアピールで全国を飛び回る曽谷さんは、すだちくんと一緒にいろんな場所に行くことも増えたという。「三好市のウェイクボード・アジア大会のPRのため、船で引っ張られきれいに滑走したすだちくん、パイロットに扮するすだちくん。その奮闘ぶりにはいつも驚かされる。すだちくんは言わば徳島県の応援隊長。身を粉にしてがんばっている姿に元気をもらえます。私も食や農を通して徳島県を応援する活動をしているので、仲間として一緒にがんばっていきたい」と曽谷さん。これからも変わらず、みんなに元気をくれる存在であり続けることだろう。

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